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第23話 「恐怖の兄妹、イザナギとイザナミ」

N:西暦2210年、新宇宙戦艦ヤマトは、太陽系にせまるサルガッソーを消滅させ、   危機を救った。反宇宙へと突入したヤマトとガルマンガミラスを、アナザーヤマトと   ダーデル艦隊が襲う。デスラーの協力で何とかそれを振り切り、スサノオ本星まで   ワープしたヤマトだったが、目の前に現れた星は、地球とは似ても似つかぬ荒廃した   星であった。 スサノオ本星の前にワープインしてくるヤマト。 〜ヤマト・第一艦橋〜 南武:地球になんか似てないじゃないか! 真田:確かに同じ進化を辿った星には見えんなぁ。 古代:まずは偵察が必要なようだな。 〜ヤマト・艦載機格納庫〜 椎名:隊長、いよいよ本土決戦ですね・・・。 加藤:ああ。 椎名:隊長は怖くないんですか? 加藤:え? 椎名:いつも沈着冷静なんで。 加藤:冷静なんかじゃないさ。必死にそう見せているだけだよ。 椎名:・・・。 加藤:怖くて当たり前さ。誰だって死ぬのは怖い。 椎名:嫌です!私、隊長と・・・。 加藤:晶(あきら)・・・。それ以上言うな。 椎名:隊長! 加藤:とにかく、地球に・・・、無事地球に帰ろう。そうしたら・・・。 椎名:(黙って頷く) 艦内アナウンス 古代:コスモタイガー、敵の母星偵察に発進せよ! 加藤:さあ、行くぞ! 椎名:はい!! 加藤:艦長!行ってきます! 古代:(加藤、坂本、椎名・・・、みんな死ぬなよ!) DUHYUUUuuunnn!!! 艦載機発艦口より発艦して行くコスモタイガー隊。 ヤマトの横をすり抜け、編隊を組んで飛んでいく。 〜ヤマト・第一艦橋〜 揚羽:前方に敵戦闘機多数! 太田:奴等のコスモタイガー隊か? 古代:パネルチェンジ!! 真田:コスモジャガーじゃないか!! 〜コスモタイガー隊・加藤機〜 加藤:前方に敵戦闘機隊!二手に分かれて左右から迎え撃つ!全機続け!! 坂本、椎名:はい! 加藤機を中心に左右に分かれていくコスモタイガー。 敵のミサイルが通り過ぎる。 BAHYUUUuuunnn!!DADADADADA!!! 応戦するコスモタイガー。しかし、敵コスモジャガーの動きが速く、後ろに廻り込まれる。 BAHYUUuunn!!DADADADADADADANNN!!! DOCCAANNNN!!! 撃墜されるコスモタイガー。 坂本:速い!戦闘機の性能の違いが大きいぜ! BAHYUUUuuunnn!!DADADADADA!!! 坂本、追いかけて撃ち落とそうとするが、敵機の動きが速く見失う。 坂本:畜生!速すぎるぜ! 加藤:坂本!諦めるのはまだ早いぞ!俺たちがチームを組んでいる理由をよく考えろ! DOCCAANNNN!!! また一機、撃墜されるコスモタイガー。 〜ヤマト・第一艦橋〜 太田:コスモタイガー、かなり苦戦しています! 古代:俺もコスモゼロで出る! DOCCAANNNN!!! ヤマトにミサイルが着弾する。 南武、相原:うああああぁぁぁぁ!!! 南武:なんだ?? 揚羽:前方に巨大要塞! 古代:なに??? 要塞「イザドラゴン」がヤマトの前に異様な姿を現す。 それは要塞というよりもまさに怪物であった。 大きな獣のような翼に、八つの頭と八つの尻尾を持った怪物要塞。 〜要塞「イザドラゴン」〜 イザナミ:兄上、我らの力を見せる時が参りました。 イザナギ:ナミ、データを見たが、ヤマトの武器など恐るるに足らず。 イザナミ:まずはヤマトのエンジンを! イザナギ:そうだ。ヤマトの主力武器は波動砲だ。波動砲は、エネルギーを充分に充填する       必要がある。その為には波動エンジンが要だ。 イザナミ:兄上、オロチ玉で? イザナギ:うむ。ヤマトの艦尾を攻撃しろ! スサノオ兵:はい、かしこまりました。 〜ヤマト・第一艦橋〜 京塚:大丈夫ですか?相原さん! 相原:ええ、大したことはありませんよ。でも、足をやられました。 古代:相原!大丈夫か?無理するな!京塚さん、相原をお願いします! 京塚:はい、すぐに佐渡先生に。 アナライザー:ハイハイ、マタ私ノ出番!ストレッチャーヲ押スノガ仕事ジャナイケド。 真田:コスモタイガーは戦闘中で使えんし、相手の偵察ができんな! 古代:僕がコスモゼロで行きましょう! 真田:しかし! 古代:まだまだ腕は鈍っちゃいませんよ! 真田:古代、、、お前、、、偵察だけじゃないな? 古代:・・・。 真田:あれを積んで行け! 古代:? 真田:コスモゼロのミサイルに装着できる波動着火弾だ。一発で数機は撃ち落とせる! 古代:助かります! 南武:艦長!まさかコスモタイガーの応援も?お一人では危険です!私も参ります! 古代:バカ言うな!お前がいなくて、誰が砲術班の指揮を執るんだ! 南武:艦長・・・。 古代:頼んだぞ!(南武の肩に手を乗せて) 真田:古代!戻って来いよ! 古代:ええ、もちろんです! コスモゼロが発艦してゆく。 DUHYUUUuuunnn!!! 古代:待ってろよ!加藤! 〜ヤマト・第一艦橋〜 揚羽:敵の要塞先からと思われる発光体が接近中です! 真田:なんだ?あれは! 太田:発光体、ヤマトに急速接近中!その数およそ10、いや20以上です! BYUUUUWAAANNN!!! ヤマトをかすめて通り過ぎていく発光体。 〜ヤマト・第一艦橋〜 次郎:下手な鉄砲数撃ちゃ当たるか? 南武:しかし、あれだけ撃って一発も命中しないなんて・・・。 Uターンしてヤマトの後方から下部エンジン付近に取り付く発光体。 ガチャーンガチャーン!!! 本体から吸盤のような足を出してヤマトの艦艇部にへばりつく発光体。 〜ヤマト・第一艦橋〜 真田:どうした!? 揚羽:ヤマトの後方、艦艇部に発光体が・・・! 真田:なに!? 発光体は更に光を強くし、ヤマトの装甲板を溶かし始める。 BEBYUBYUBYUBYUuuuu!!! 機関部員:(モニターから)機関長!変な光る物体がヤマトの装甲板を溶かして、艦内に        入り込んでいます!もうすぐエンジンルームまで達します! 山崎:くそー!!何が起こっているんだ! 真田:(モニターに叫ぶ)池垣隊長!空間騎兵隊を機関部に行かせてくれ! 池垣:了解!第一、第二中隊、ヤマトの機関部に敵が侵入した模様!至急急行せよ! 廊下を走る空間騎兵隊員。機関室に入る。 古野間:な、なんだこりゃ!? BEBYUBYUBYUBYUuuuu!!! 機関部員A:すごい熱です!熱くて近づけません! 古野間:このままじゃ波動エンジンが焼けちまうぜ! 機関部員B:こっちもです!こっちにも着弾しました! 池垣:くそー!次から次へと入ってきやがる。 古野間:技師長〜!応援を頼む! 〜要塞「イザドラゴン」〜 イザナミ:着弾成功です!ヤマトの装甲板を破って、灼熱エネルギーがエンジンを       焼き尽くすのも時間の問題でしょう。 イザナギ:ふふふふっ、ヤマトめ、オロチ玉の恐怖を思い知るが良い! 更にヤマトの装甲板に食い込んでゆくオロチ玉。 〜デスラー艦・艦橋〜 タラン:総統!これ以上やられては、艦隊がバラバラになってしまいます!     各旗艦にデスラー砲の準備を・・・。 デスラー:待て、タラン。今デスラー砲を撃ってはならん。 タラン:・・・。 デスラー:アナザーヤマトの周囲にデスラー機雷を打ち上げろ! タラン:はっ! デスラー:この闘い・・・最後に笑うのはこの私だ。 タラン:デスラー機雷、アナザーヤマトに向け発射!! アナザーヤマトの周囲に打ち上げられるデスラー機雷。 〜ダーデリア・艦橋〜 ダーデル:拡散波動砲でデスラーにトドメを刺すのだ! スサノオ兵:はっ!アナザーヤマト、拡散波動砲、発射! PICAAAA、DAUUUUUUUN デスラー機雷に命中してしまい、波動砲のエネルギーで自爆するアナザーヤマト。 BOWAAANNN、DOCCAANNNN!!! ダーデル:な、何が起こったのだ!! スサノオ兵:ア、アナザーヤマトが!!!爆発しました!!! 〜デスラー艦・艦橋〜 デスラー:全艦、ワープ! アナザーヤマトの爆発を見届けてワープアウトするガルマンガミラス艦隊。 〜デスヤマト艦内〜 トチロー:坊主!こっちだ! 廊下を走るトチローとタケル。 タケル:あっ!! タケルが転んでしまう。 トチロー:どうした?大丈夫か? タケル:足が・・・、おじちゃん、足が痛い・・・。 トチロー:痛めたな・・・。 スサノオ兵:こっちにいたぞー! トチロー:くそー、見つかったか!坊主!おじさんの背中につかまれ! タケルをおぶって走り出すトチロー。しかし追い込まれる。 スサノオ兵:もう逃げられんぞ! トチロー:わかったよ、おとなしくするよ。 スサノオ兵:残りの奴等のところへ連れて行ってもらおうか。 銃を突きつけられて歩かされる二人。 N:ヤマトの前に現れたイザ兄妹の要塞「イザドラゴン」。   そして、その恐るべきオロチ玉という武器によって大苦戦するヤマト。   コスモジャガーに苦戦するコスモタイガー隊はどうなるのか。   デスラーによってアナザーヤマトは宇宙の塵と化した。   そして、再びスサノオ帝国の捕虜となったタケルとトチローの運命は・・・。 つづく